どうも、さんすくみ(@sansukumi4)です。
ベストセラー(ドイツで25万部、日本でも17万部)ビジネス書である『Think clearly』。よりよい人生を送るための思考法が書かれた本です。
本書を読んでみた感想は…
『Think clearly』が気になった方はぜひお手にとってみてくださいね。
目次
依頼を断りきれないたった1つの理由
頼まれごとをされると“つい”引き受けてしまう。
自分の仕事やプライベートが忙しく、とても時間を捻出できる状態でないにも関わらず…
こういう方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
「優しいから」「人がいいから」「世話好きだから」なんて言うと耳障りはいいですね。
しかし実際のところ、依頼を断りきれない理由はたった1つ。
- 好かれたい!
嫌われるよりも好かれたい気持ちは私も同じです。
時間は命そのもの。
心から力を貸したいと思うならよいですが、好かれたいだけで(好かれるかもわからないのに)“つい”頼み事を引き受けるのは人生を良くする方法とはいえません。

それでも、結果として好かれれば本望なのかもしれませんが…
依頼をこなしても感謝されない?
残酷なことに、“つい”頼まれごとを承諾し続けても、本当の意味で好かれることはないと言っても過言ではありません。
いわゆるテイカーがたかってくるだけなのです。
自分の利益を最優先し、「与える」よりも「奪う」ことを中心に行動する人。
相手はあなたを「頼めば何でもやってくれる都合のいい人」と位置づけている可能性が高いです。
こんな経験はありませんか?
(“つい”引き受けてしまった依頼を一生懸命こなしたあと)



実際はこんなものです。見返りは求めてないから…なんて正当化してはいけませんよ。時間は命そのものです(2回目)。
見返りを求めないgiveの精神とは、根本的に質がちがうものだと認識しましょう。
5秒で決断しよう!
では、引き受けるか否かをどのように決断するのか。
私はもともと頼まれごとをホイホイやるタイプではありませんが、この「5秒決断ルール」は『Think clearly』から学び取り入れたものです。
本書では、頼み事を“つい”引き受けてしまうのは生き物の本能的な反応だとしています。
そのため著者は対抗措置として、チャーリー・マンガーが実践している「5秒決断ルール」をまねることにしたとのこと。
ウォーレン・バフェット(世界的に有名な投資家)のビジネスパートナー。本書でもたびたび登場する。
著者がこのルールを取り入れた理由を、本書で次のように説明しています。
「すばらしい何かが見つかる機会なんて、そうそうあるものじゃない。だから、頼みごとの90パーセントを断ったとしても、チャンスを逃したことになんてまずならない」からだ。マンガーの言葉だ。
引用:『Think clearly』ロルフ・ドベリ【著】
私もこの言葉に感銘を受け、5秒で決断するという明確なルールを取り入れることにしました。(5秒以内に心からの「イエス」が浮かばなければ「ノー」とする)
みなさんもぜひ実践してみてください。ほとんどが「ノー」となることに気づかれるでしょう。
はっきりとストレートに「無理です」と言う必要はありません。
最初のうちはたとえ結果として引き受けることになったとしても、「全然やりますよ!」とか「いいですよ〜(愛想笑い)」ではなく、「…はい。(真顔or嫌そう)」と反応できれば一歩前進だと思います。
好かれたい、嫌われたくない一心で軽はずみにイエスというのはやめましょう。
もっと自分を大切に、シンプルに生きていきたいですね。