どうも、さんすくみ(@sansukumi4)です。
ベストセラー(ドイツで25万部、日本でも17万部)ビジネス書である『Think clearly』。よりよい人生を送るための思考法が書かれた本です。
本書を読んでみた感想は…
『Think clearly』が気になった方はぜひお手にとってみてくださいね。
目次
「不要なものを排除」は人生の基本ルール
人生の核となる価値観は何ですか?と聞かれれば、私は迷わず“シンプル”と答えます。
シンプルであることは、より良い人生を送るためのベースであると考えているからです。
シンプルを実現するには、余計なものを徹底的に排除します。
本記事で紹介している『Think clearly』でも、「本当は必要ないもの」を排除することが、よい人生の基本ルールであると紹介されています。


不要をみつけるコツ1:軸を確立させる
ブレない軸があれば、それがあらゆる場面において指針となり、自分にとっての必要or不要の明確な判断ができるようになります。
しかし“軸の確立”というとそれっぽく聞こえますが、理論的であって実務的ではないので「分かるけどできない」となりがちです。
軸を確立するには、次の2つを明確にすることが大切だと考えています。
- 価値観
- マイルール
価値観
自分の価値観をはっきりさせるには、リベ大で紹介されている「価値観マップ」の作成が役に立ちます。
目指すものが分かっていれば、何かを判断するときに大きな間違いをせずに済む(本当に必要なものが分かる、不要を排除できる)というわけですね。
これだけでも十分軸を確立することができますが、日常的に発生するより細かい判断の際にはまだまだ迷うケースが出てくるでしょう。
そのため、価値観をベースとしたより細かいマイルール(Think clearly風に言えば思考の道具箱)を決めておきます。
マイルール

この疑問に対する答えこそ、弊ブログで伝えていきたい内容になります。
たとえば本記事の“不要を徹底的に排除しよう”もマイルールのひとつになります。
ほかにも「5秒決断ルール」や「苦手は度外視して得意に執着する」など、様々な私のマイルールを紹介していきますので、何か参考になればうれしいです。
不要をみつけるコツ2:反生産性に注意する
反生産性とは何か。Think clearlyの説明がわかりやすいので抜粋します。
「反生産性」とはつまり、「テクノロジーの多くは、一見それによって時間とお金を節約できているように見えても、実際にかかったコストを計算してみたとたんに、その節約分など消えてしまう」という事実を表している。
引用:『Think clearly』ロルフ・ドベリ【著】
テクノロジーと書いてありますが、テクノロジー以外にも起こりうる現象かと思います(ただし、テクノロジーにおいてはバシッと当てはまることが多いとのこと)。

たとえば本書ではパワーポイントって本当に便利なの?と紹介されています。
社内外問わず、プレゼンテーションの際には当たり前のように使用されますよね。
しかしこれが、無駄な作業時間が非常にかかる謎ツールであることは、一度使ってみると十分にお分かりいただけるのではないでしょうか。
- レイアウトにかかる時間
- 文字装飾にかかる時間
- 演出にかかる時間
口頭なら10分程度で伝えられる内容であるのに、それを伝える資料作りに2時間も3時間もかかってしまうことはよくあることです。
いくら作業時間をかけたところで、この間生み出される純利益は0であるにもかかわらず…
私が勤める会社でもパワポ資料がわんさか出てくるわけですが、時間がもったいないので私は一切使わないことにしました。
代わりに会議資料などはマインドマップで作成しています。
反生産性に注意することでパワポを排除でき、大幅に時間の節約をすることができている例ですね。
他にも最新の電化製品やイケてるITツール(スマートウォッチなど)などは、コスパが悪い不要なものとして排除しています。
思い切って排除できるかが鍵
軸を確立し、反生産性に注意することで不要をみつけることはできるようになります。
まあいらないんだけど、でもちょっと…となっては意味がありませんからね。
まずはすでに持ってしまっている小さないらないものから排除していくと、だんだん気持ちもついてくるようになりますよ!
必要なものを得ようとするより、不要なものを排除することこそ、人生を生きやすくするコツです。